タイ通信 vol.12
お疲れ様です。皆様もご存知の通りタイではクーデターが起きました。日本でも大きなニュースにな っていたと思います。今回のクーデターは以前から噂が出ておりある程度予想されていた事で、起こ るべきして起きた事件だと思われます。今回はクーデターについて書いてみます。
クーデターの背景
事の発端は今年1月に起きた首相一族よる『巨額株売却事件』(話すと長くなる為詳細は省略)。この事件を皮切りに八ケ月に渡る政治混乱、やり直し総 選挙も決まらない中で国民の政治に対する不満がピークに達し起こるべきして起きたクーデターと言えます。クーデターを起こしたのはソンティ陸軍最高 司令官を首班とする『行政改革団』。首相が不在のここ数日、政府や政界の要人が相次いでソンティ司令官を訪問し、政治状況を打開する為に軍が行動を 起こすように働きかけたことが始まり。19日夕方にも政府高官がソンティ司令官に行動を要求、これを受けソンティ司令官はタクシン首相の退任を要求したが拒否された為、19日夜クーデター決行となりました。
お坊さんと戦車
クーデターが起きたとき??
クーデターが決行された19日夜、私は丁度食事をしていました。しかし軍が市内へ進出してくると 噂が流れ店が一斉に閉店となり、身の危険を感じすぐに帰宅しました。クーデターが起きてからすぐ、 タイ国内おテレビ局は軍に占拠され一斉に報道規制が引かれ、テレビ画面はすべて国王を称える歌が 流れるばかりで一切正確な情報が入りませんでした。又、 CNNやNHK、BBCなどの各主要各国のニュ ース番組も映像を止められており、見ることが出来ませんでした。その為翌日20日朝9時の改革団 による発表まではまったく情報が流れず、日本やネットの情報の方が豊富で正確でした。

クーデターに便乗して『タクシンGET OUT』Tシャツを
売るおばちゃん。図太いというか、どこからこんなもん
作ってきたのか?何気に欲しいかも??

渦中の人、タクシン元首相と娘。現在
ロンドンに避難中?多分タイには戻って
来ないでしょう?それでも娘さんは綺戯!!
バンコクの状況
実際クーデターは起こりましたが、これと言って特に大きな争い事もなくいたって平穏です。 やはり街中に装甲車や機関銃を持った兵隊がおり、翌日は朝から人通りが少ない事もありましたが、 夕方からは通常通りの姿に戻りました。政府からの発表により20日はバンコク市内は休日となり、銀行は営業を行わず、学校関係も休校となりました。 バンコク市内日系企業の対応はと言うと、ほとんどの日系企業が20日を自宅待機とし営業を行わない所が多かったようです。 しかし工場関係はトヨタ自動車は通常営業、夜勤のみ中止、デンソー、アイシン、ニコン、パイオニアなどは通常稼動を行い、反対にホンダ、松下電器などは 自宅待機、生産中止とし、各社対応が分かれたようです。
今後のタイはどうなるの??
今回のクーデターは国民の80%以上が支持しています。それだけタクシン政権に対する不満があったのと、今 回のクーデターを国王が承認していたという事もあります。今後現在実権を握っている行政改革団は早くても2 週間以内に権限を文民政府に委託し、向こう1年以内には総選挙を行いたいと考えているようです。今は情勢を 見守るしかないと思われます。しかしあれだけカリスマ性があったタクシン前政権、いったい次は誰が首相になる のか?彼のような強烈なリーダーシップを取れる人間がいるのか疑問です。今回のクーデター、それにしてもこ の国の国民は兵隊と写真を取ったり、便乗してTシャツを販売したり、なんだか緊張感がかけて本当にクーデタ ー自体が本当に起きたのか分からなくなります。タイというお国柄でしょうか??とにかく政治の早急改善を祈ります。




