
切削工具

これら3種類のチップ材種は、なぜ新世代コーティングと呼ばれるものなのでしょうか?それぞれの特長、使用方法をご説明します。
従来チップにCVDコーティングを行なう場合、約800℃の高温にて行なわれ、その後冷却されます。その時コーティング、母材それぞれは熱膨張係数に違いがあるため、冷却時に微小なクラックが表面に発生します。そのクラックによってコーティングの安定性が低下してしまいます。
このGC4230、GC4240は、コーティング後にチップ表面に平滑化処理を行なうこと
により微小クラック、残留応力の除去しており、そのためコーティングの安定性が大幅に向
上し、その結果優れた性能の発揮できるコーティングです。
従来チップのPVDコーティングの場合、単層又は2層であります。その場合、加工中の振動、衝撃、熱などによりコーティング層にクラックが発生しますが、単層でありますとクラックの伝播が起こりやすく、その結果、寿命の低下につながります。
このGC1030では、約3000層にもなる超多層コーティングになっているため、クラックの伝播を防ぎ、コーティングの安定性、寿命延長につながります。